介護職の離職理由について押さえておくべき3つのこと

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離職理由
介護の仕事って大変ですよね。 離職する人が多いといわれています。 自分も辞めたいと思った事はあります。
というか、頭の片隅にこの仕事を続けていいのかいつも悩みながら仕事しています。
他の人達はなぜ辞めていくのでしょうか?
介護職は辞めたい理由があります。しかしこの辞めたい理由を事前に知り、あるいは克服すれば介護職はこの先続けられるはず。
ちょっと気になったので調べてみました。

介護職を始めようとする人、介護職初心者の方に参考になればと思います。

平成26年介護労働安定センターが調査したところ介護の仕事を辞めた理由は次の通りです。

介護の前の職場をやめた理由top3

介護労働者に介護の前の職場を辞めた理由を1〜14の複数の回答の中から選んでもらうという質問で、次の回答が得られたようです。

 

  • 1.人員整理・勧奨退職・法人解散・事業不振等のため 6.4%
  • 2.他に良い仕事・職場があったため 18.8%
  • 3.新しい資格を取ったから 10.0%
  • 4.収入が少なかったため 18.3%
  • 5.自分の将来の見込みが立たなかったため 15.9%
  • 6.自分に向かない仕事だったため 4.1%
  • 7.職場の人間関係に問題があったため 26.6%
  • 8.法人や施設・事業所の理念や運営のあり方に不満があったため 22.7%
  • 9.家族の転職・転勤、又は事業所の移転のため 3.4%
  • 10.定年・雇用契約の満了のため 3.7%
  • 11.病気・高齢のため 4.1%
  • 12.結婚・出産・妊娠・育児のため 8.5%
  • 13.家族の介護・看護のため 4.6%
  • 14.その他 13.3%
  • 無回答 3.5%

※介護労働安定センターが行った平成26年度 介護労働実態調査結果から引用
http://www.kaigo-center.or.jp/report/h26_chousa_01.html

 

top3は
1.職場の人間関係に問題があったため 26.6%
2.法人や施設・事業所の理念や運営のあり方に不満があったため 22.7%
3.他に良い仕事・職場があったため 18.8%

ですね。

人間関係に不満を持っているためというのが多い。やはり退職理由で一番多いのは「人間関係」ですね。
ぼくも人間関係で辞めたいと思ったことは多いです。特に最初の慣れないうちは僕も少し辛かったです。
年下に指図されたり、お局様的なおばさまに色々言われたりして。
しかし、経験を積めば積む程色々仕事ができるようになって色々言われなくなります。
後輩もできて嫌な人が辞めて行ったり、配属が変わったりして時が立てば立つ程「人間関係」で職場に居づらくなるのは少なくなるような気がします。

どうしてもだめならこのような転職サイトがあります。この転職支援サービスは無料で事前に人間関係の良い職場を厳選して紹介してもらえます。これなら長く続けそうですね。ぼくは幸い今の所人間関係はそれほど悪くないですが、悪くなったらここを利用しますね。




でもこれは現在介護の仕事をしている人に、直前の介護の仕事を辞めた理由ですね。
つまり職場は変わっても介護の仕事自体は辞めていないという事。

介護の仕事を辞める理由top3は?

では介護の仕事自体を辞める理由は何でしょうか?
良い資料がなかったので、 介護労働センターのアンケート「介護職で働く上での悩み、不安、不満等について」のアンケートがありましたのでそれを紹介します。
これらの悩みがあるから辞めて行く訳ですから参考にはなると思います。

介護労働者に1〜19までのあてはまる番号に全て○をつけていくという質問に対しての回答です。

 

 

  • 1.雇用が不安定である 7.4%
  • 2.正規職員になれない4.0%
  • 3. 人手が足りない 48.3%
  • 4.仕事内容のわりに賃金が低い 42.3%
  • 5.労働時間が不規則である 12.1%
  • 6.労働時間が長い 10.1%
  • 7.不払い残業がある・多い 8.3%
  • 8.休憩が取りにくい 25.7%
  • 9. 有給休暇が取りにくい 34.9%
  • 10. 夜間や深夜時間帯に何か起きるのではないかと不安がある 18.6%
  • 11. 職務として行う医的な行為に不安がある 7.9%
  • 12.身体的負担が大きい(腰痛や体力に不安がある) 30.4%
  • 13.精神的にきつい 27.4%
  • 14.健康面(感染症、怪我)の不安がある 14.0%
  • 15.業務に対する社会的評価が低い 28.6%
  • 16.福祉機器の不足、機器操作の不慣れ、施設の構造に不安がある 11.3%
  • 17. 仕事中の怪我などへの補償がない 5.3%
  • 18. その他 3.6%
  • 19.労働条件・仕事の負担について特に悩み、不安、不満等は感じていない 9.8%

※介護労働安定センターが行った平成26年度 介護労働実態調査結果から引用
http://www.kaigo-center.or.jp/report/h26_chousa_01.html

 

top3は
人手が足りない 48.3%
仕事内容のわりに賃金が低い 42.3%
有給休暇が取りにくい 34.9%
ですね。

人手が足りない 48.3%ですが、僕の職場では人手が足りないということはありますが、それは時期によりますね。
ある時期はものすごく忙しくても、利用者さんが入院したり、または亡くなったりして忙しくなくなる。
また急に(いろんな意味で)大変な利用者さんが一人入居してきただけで忙しくなったりします。

仕事内容のわりに賃金が安い。 これは僕も感じますね。人の命に関わるわけですから。 しかし仕事内容としてはわりとルーチンワークなのでそれほど難しくはないと感じています。 まあこれは僕の前職のデザイナーと比較した場合ですが。

有給休暇が取りにくい。 これは僕は感じたことはあまりありません。 というかあまり長期の連休をとるような旅行等にいかないので。 1日、2日などの休みなら僕の職場ではあらかじめ言っておけば取らせてくれることが多いですね。

僕は賃金が低いのと、業務に対する社会的評価が低くなければそれほど介護の仕事に不満はないですかね。

以上介護職を始めようとする人、介護職初心者の方に参考になればと思います。

 

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