現役介護士がオススメする老人ホームの選び方

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高齢者施設は色々ありますけど、

親あるいは自分が入るとなったとき、どこを選んだら良いか迷いますよね。

そこで介護職員として2年近く働き、施設の中を色々と見てきた中で高齢者施設の選び方を手引きしたいと思います。

これは入所金の費用や設備がどうのこうのとかのアドバイスではなく、あくまでも介護職員として働いてきた視点でのアドバイスです。

施設において高齢者と一番よく接するのは介護士です。

日常の掃除や食事の世話、排泄の世話等あらゆる事が介護士のサポートによって生活が成り立っています。

そんな事は無い。自分や親はまだ元気で歩ける。介護士に下の世話等受けないと言っても、何年か先には足腰が不自由になり介護士の世話になることは十分考えられます。

高齢者になるとどうなるか?

自由が無くなります。

これはどういうことかというと、体の自由が効かなくなってくるということです。

手足がマヒする、そこまではいかなくても車椅子の生活になるなど、若い頃のようにはいかなくなります。

さらにお金も無い場合はタクシー等で外出することもできなくなります。

また認知症になれば自分でお金の管理もできなくなります。お金の自由すら効かなくなる可能性があるのです。

そのような高齢者を介護する介護士ですが、いろんな性格のタイプがいます。

いつでもやさしく、知識が豊富で適切なケアをしてくれる介護士だけではありません。
もちろんそういった優秀な介護士も中にはいますが、世話をめんどくさがる人だったり、ミスが多かったり、性格がキツい人だったり千差万別色々な人がいます。

従っていかによい施設、優秀で頼れる介護士のいる施設に入所するかですね。

高齢者施設に入る場合に、重要視した方が良い事を現役で働いている介護士として3つアドバイスしたいと思います。

1.食事は超重要です。

高齢者になると、楽しみは食事が大部分を占めるといっても良いかもしれません。

体が動けない、特に趣味がないといった方も結構います。すると楽しみは食事に占める時間が多くなります。

その3食不味かったら苦痛でしょう。

特に高齢者の場合は食事が不味いから自分で作ろうとか、外食しようとかそういう意欲がない方、体の自由がきかない方が多いです。

自分で作る事ができれば良いですが、例えば認知症が進んだり体が不自由になった時には介護施設ででてくる食事をとらざるを得ません。従って食事は慎重に考えた方が良いと思います。

僕の働いている施設の利用者でも、食事が不味いと言ってとらない方が多くいます。食事が楽しみの大部分を占めるのに可哀想だと思います。

お金があったり、動ける方なら自分で作る等できますが、出来ない場合はその不味い食事で365日過ごさなければなりません。

2.やりたいことを取り組むよう熱心に見てくれるか

正直介護施設ではやりたい事をやらせてあげることが疎かになりがちです。

なぜなら一番優先順位が低いからです。

排泄、入浴、食事、医療が緊急であり優先順位が高いです。

緊急でもなく、命に関わる事でもないので、趣味や、レク等は行う事は行いますが、あまり重要視してない施設も多いのではないでしょうか。介護職員もそこまで手が回らない。

余暇を楽しませてくれる。

排泄、入浴、食事、医療はもちろんの事、趣味等の生き甲斐の部分まで力を入れているのは良い介護施設だと思います。

私の所は、利用者さん退屈そうにしていますね。

3.日常の中でどれだけ体を動かすように介護士が勧めてくれるか。

例えば、ほとんど寝たきりの人だったり、足が動きにくい利用者さんがいます。その場合日常で足を動かさないといけない。

そうしないと寝たきりになってしまったり、体の機能が落ちてしまう。

そのような中でいかに介護士がしっかり利用者に体を動かすよう勧めてくれるか。

介護士は忙しく緊急ではないのでそれをとばしてしまう場合も多いです。

利用者さんの体が長く動けるように、どこまで日常で介護士がきちんとやってくれるか。

そこを介護士がいつも行ってくれる施設は良い施設だと思います。

まとめ

いかがでしたか。介護士はいろんなタイプの人間がいます。そんな色々なタイプの介護士をその介護施設がどういう教育をしてとりまとめているかだと思います。経営方針が明確で利用者にやさしく、それが常に介護士の頭に入っており実践されていれば良い介護施設だと思います。

体験宿泊をしてみるのが一番良いと思いますが3、4日だけでは分かりません。できれば一ヶ月ほど体験で入所してみるのが良いと思います。

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