私は今介護職に就いていますが、この前は10年以上デザイナーをしていました。今回はデザインの話をしたいと思います。デザイナーになろうと言う人で、どのような会社に勤めようと迷っていませんか?
デザイナーにも2種類の形態があります。
一つは企業内デザイナーです。企業内デザイナーとは自社製品のデザインを行います。例えば化粧品会社に勤めたなら自分の会社の化粧品に関わるデザインを行います。ボトルだったりポスターだったりウェブページなど。
もう一つはデザイン事務所です。デザイン事務所の場合は外部から依頼されたものをデザインします。化粧品だったり食品関係だったり車のカタログ、あるいは小さな店のコーヒーショップのメニューだったりもします。
この2種類どちらに勤めたら良いのか。どちらも一長一短あります。私は企業内デザイナーを10年以上行ってきて色々デザインについて経験したり見てきました。この記事を読めば2つの形態の特徴がわかり、どちらが自分に適しているか参考になると思います。
ではいきますね。
デザインの仕事に就くにあたって、デザイン力を鍛えたいならデザイン事務所
少し楽をしたいなら企業内デザイナーであるといえると思います。
どういうことかと言いますと、デザイン事務所はとにかく様々な種類のデザインをこなすため、いろいろなものを触れるため必然的に感性や技術が磨かれると思います。一方仕事は夜遅くまで残っていたりすることが多く大変です。
企業内デザイナーは少し気楽です。
私は企業内デザイナーを10年以上してきましたが、企業内デザイナーの方は甘えが生じます。例えば夜遅くまで残って残業したりすると、ある程度しかデザインができてなくても上司からまあこんなもんでいいか。などと少し情けを与えられ早く帰れたりします。また常に同じものを扱うため色々見なくても良いです。新規でデザインするには他社製品などを参考にすると思いますが、常に同じような製品を扱っているのでそれがない。
また発注数を間違えても弁償をしなくても良い場合も多く(もちろん始末書とかごめんなさいすることは必要ですが)、仕事を依頼する側も、気心のある程度知れた同じ会社のいわば身内であるため、気が楽であるといえます。
ある程度人に接するのが苦手な人もこちらの方がいいのではないでしょうか?
それにデザイン事務所は零細企業が多く、不安定な会社が多いような気がします。
若いころはデザイナー事務所で経験をつむ。
ある程度年をとったら企業内デザイナーをするというのが私はおすすめだと思います。もちろん色んなデザインしたいというならデザイン事務所も良いですが。
以上デザイナーを目指す方の参考にしていただけたらと思います。
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