介護職が未経験で不安? 介護の現場と不安を解消する2つの方法

不安な表情 未分類

介護職を未経験で働きたい思う方で不安を感じている方も多いのではないでしょうか。かつての私もそうでした。私は40歳で介護職に転職しました。
転職する前に不安はありました。実際に働いてみてその不安は大したことはなかったと思うこともあったし、大変だったと思うこともあります。
現役介護士の管理人の私が介護現場の実際と不安を解消するかもしれない2つの方法を記しました。
ぜひ未経験で介護職で働こうとされている方の参考にしていただければと思います。

介護の仕事は3K!不安だけど実際はどうなの?

介護職は3kなどと呼ばれています。きつい、汚い、危険ですね。そのような事を言われているので余計に介護未経験だと不安になる方もいるのではないでしょうか?きつい、汚い、危険は実際のところどうなのか解説していきたいと思います。

きつい

介護におけるきついとは重たい人を持ち上げたりしたり、変則的な勤務で体調を崩すことだと思います。重たい人を持ち上げたりはありました。しかし現在ではリフトなどの介護用品が開発され導入している介護施設も増えつつあります。
私の働いている職場も車椅子からベッド等の移乗はリフトで行っており、そういった面で体への負担は少なくなっているかもしれません。
夜勤で体調を崩したりすることはあり、そういった面ではきついと言えるかもしれません。ただ私はデザイナーの仕事を以前していたのですが、サービス残業で夜の9時10時など夜遅くまで仕事をすることは結構ありましたが、介護の仕事についてから残業はほとんどなくなりました。
ほぼ定時で帰れています。たまにあったとしても残業代がつきます。その点ではきついとは言えないかもしれません。
また私がきついと感じているのは排泄物の処理です。
後述しますが、排泄物の処理は慣れます。しかしやはり触りたくないし、触らないようにして四苦八苦しながら排泄物の処理をすると相当な疲労がでます。
特に水様便(液体状の便)のような便は触らないようにしたり、拭いたりするのに手こずることもあり疲れます。
忙しい時間帯にそれをやられるとさらに疲弊します。介護の仕事はこのようにきついことが一部あります。
しかし介護に関わらずどの仕事も何か一部はきついことがあるかもしれません。
そういった意味では特にきついことが介護職の特徴であるとは言えないかもしれません。

汚い

介護の仕事は排泄介助や口腔ケアで他人の口の中に手を入れたり確かに汚い仕事です。しかしこれは結構割とすぐ慣れました。私の場合介護の仕事を始める時このことをかなり懸念していましたが、1週間もすれば慣れました。
慣れたとはいえ、今でも当然好んでする仕事でないことは言うまでもありませんが。

危険

人と接する仕事のため感染のリスクは確かにあるかもしれません。また腰に負担がかかります。
ただし先ほど書いた通り現在ではリフトなど腰に負担がかからない介助用具もある施設も多くでてきていますので全てと言えません。

具体的に仕事内容は

介護職で最も不安な仕事の1つ、排泄介助について

私は介護職の前はデザイナーの仕事をしていました。自分で言うのもなんですが小綺麗な仕事をしていた私にとって排泄介助の仕事が大変不安でした。
先ほども書きましたがまずこのようなことはやりたくないと思ったし、他人のシモの世話をすることができるのか不安で仕方がありませんでした。実際初めて行った時は覚悟をしてたとはいえ、正直ドン引きしましたが一週間もすれば慣れました。当然ながら排泄物を素手で触ることはありません。手袋をつけて対応することになります。
私の知っている介護に携わった人でこれを理由に介護を辞めた人はいません。意外に大丈夫だと思います。

介護の仕事は難しいか

仕事は毎日決まったルーチンワークですので、一旦覚えてしまえば業務に差し支えなく働いていけると思います。もちろん創意工夫も必要ですがルーチンワークですので一旦覚えてしまえば最低限他の人から文句の言われない仕事はできます。
ただ日々刻々と利用者の状況は変わっていきます。今までなんとか歩けていたのが歩けなくなったりそのような状況の変化はありますので対応していかなければなりません。

職場の人間関係

要注意!! 頭おかしい職員がいる場合あり

職場のスタッフですが嫌なスタッフはいる場合があります。
私の職場でも威張ってるお局というか、おばさんがいます。
教える側というか自分がちょっと私より前に職場に入社しているからといって威張っていたりするスタッフもいます。
そういうスタッフがいた場合は相手より仕事ができて黙らせるか、相手にしないか、部署を変えてもらうか、辞めるという方法もあります。
転職したばかりで仕事がまだ覚えている最中でしばらくすれば多少個人差はありますが、介護の仕事など少し慣れれば誰でもだいたい覚えることができます。
それをたかが介護の仕事に先輩ずらして仕事を少し最初に覚えているからといって威張っているやつは本当に頭おかしいです。
このような職員がいた場合まともに相手にすると気が病んでしまいますので、相手にしない方が良いです。
先に入社してるんだから仕事を知っているのは当たり前です。
この程度のことで威張っている人間は頭がおかしいか相当小さい人間だと思います。
少し余談になりますが、介護の資格を取る時にスクールに通いますが講師にも同じく威張っているバカがいますので注意してください。
どうしても嫌なスタッフや合わないスタッフがいた場合部署を変えてもらうといいと思います。
私は介護は2社で働きましたが、スタッフの合う合わないというのはよくあるみたいでどちらの施設も上司に相談し部署を変えてもらうということが結構頻繁に行われていました。

給料はいくらなの?

ブログ管理人の給料を公開します

介護業界は給料が高くないと言われています。
私の年齢は40代中盤になりますが年収ズバリ約400万円です。
決して他の業界に比べて高くはありません。
これは施設や地域によってはもっと高い施設あるいは低い施設ももちろんあります。また年齢にもよります。
介護の仕事は一般的に給料が高くないと言われています。
給料は毎年高くなっていくかというと、毎年定期的にアップしていくところもありますし、全く給料が毎年上がっていかないところもあります。
私の場合、前の会社は毎年ベースアップが必ずあるわけではありませんでした。
給料が上がらない年もありました。転職し今の施設は毎年上がります。
介護業界の良いと思えることは会社を選べるところです。
毎年ベースアップがあるかどうか、ボーナスは何ヶ月分出るか、退職金はどうかなどしっかり確認して少しでも条件の良いところを選ぶべきだと思います。

休み

介護業界の場合一般的には年間休日は110日以内が多いような気がします。
土、日、祝日分の休みはもらえて、年末年始、お盆休みはないところが多いと思います。
介護施設は利用者が住んでいますので当然24時間365日稼働しています。
したがって土日、祝日、年末年始、お盆と必ず休めるわけではありません。
それらの休みの分を分散してどこかで取得することになります。不定休ということになります。

比較的少ないですが年末年始とお盆休み分の休みをもらえる施設も探せば結構あります。
僕の施設も125日以上休みがあり、年末年始、お盆休み分の休みがもらえます。
有給も最近働き方改革が推奨され取得できるようになっています。
ただし連休はあまり取れません。3日行って1日休むとか4日行って2日休むとか会社の都合によりシフト調整されます。希望休も取ることができますがだいたい月3日というところが多いです。
3日以上も取れますが、一ヶ月、二ヶ月前から休みの申請を出さないと取れない施設も多いと思います。

利用者の暴言

よく利用者の介護職員に対する暴言があると言うようなことが言われます。
利用者さんも色々な方がいます。認知症の方も多いです。
認知症といってもいろんな方がいますので一概には言えませんが、例えば寝る時にパジャマに着替えてもらいますが、半ば強引に着替えさせたりすると怒って暴力を振るってくる人もいます。
しかし高齢者なので力はあまりないので大丈夫です。
また認知症でなくても意地の悪い人もいますので大変なこともあります。
例えば私の場合ですとちょっとしたミスを謝っても延々と他の人に告げ口して悪口を言ったりと嫌な思いをしました。
このような暴言などは日常茶飯事にしてくる利用者もいますが、慣れてくればかわすか、聞き流すなどの対応はすぐに取れると思います。

勤務時間

だいたい早番、日勤、遅番、夜勤というように別れています。
私の施設では

  • 早番7:00〜16:00
  • 日勤9:00〜18:00
  • 遅番11:00〜20:00
  • 夜勤20:00〜朝7:00か 16:00〜翌9:00までです

早番、遅番、夜勤などミックスされてシフトが組まれるので生活のリズムが乱れることがあります。夜勤はだいたい月に5〜6回が一般的に多いと思いますが、夜勤をすると特に生活のリズムが崩れます。

夜勤について

夜勤は職員の数が少なくなります。施設を夜中じゅう一人で見なければいけない一人夜勤の施設もあります。私の働いていた前の施設でもそうでした。
認知症の人が夜中出てきて、対応しているその間に他の人からコールで呼ばれるなど他に助けてもらえる職員がいないので大変なこともあります。
また例えば夜中具合が悪い利用者がでた場合、看護師に電話して対応を仰ぎます。これは最初少し不安ですが慣れると思います。
一人で対応しなければならないデメリットがありますが、夜勤は自分のペースで進めることができますので、他のスタッフに気を使わなくて良いというメリットがあります。

資格

未経験でも働けるか

未経験、資格がなくても働ける施設は結構あります。
ただし、初任者研修の資格は簡単に取れますし、手当をつけてくれる施設もあります。また働ける施設の選べる幅がぐっと広がりますのでとっておいたほうが良いと思います。次のステップとして介護福祉士の資格がありますがこちらは実務経験3年以上で受験資格が得られます。

試してみて!介護職未経験で不安を解消する2つの方法

結局のところ介護の仕事に未経験で不安であれば実際に現場に行って働いてみるしかありません。雰囲気などは実際の介護施設に行ってスタッフの中にいてみないとわかりません。いくら本やネットで調べても不安は完全に解消はできません。
では実際にどうしたらかいいかというとボランティアかバイトをしてみることがオススメです。職場の雰囲気や仕事内容を知ることができます。

ボランティアを募集している施設も多いです。対価をもらっているわけではないので気持ちが楽です。ただボランティアですと本当に楽な仕事しかない(例えばレクレーションの手伝いなど)です。
例えば排泄介助などディープな仕事はお願いすることはないと思いますので介護の仕事を深くを知ることはできません。
副業を禁止されていないのであればバイトをすれば、職場の雰囲気や仕事内容を詳しく知ることができます。バイトなら嫌ならすぐに辞めてしまえば良いのです。

まとめ

不安になるようものばかりを集めてしまいましたが、
感謝されたり人が好きな人には良いと思います。
ぜひ未経験介護職で不安を感じている方の参考にしていただければと思います。

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