介護職で1人暮らしができると言える2つの理由を現役介護士が解説!

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介護を仕事にしようとしている方で一人暮らしできるか知りたいという方もいるのではないでしょうか? 介護職の給料は安いというイメージがありますが一人暮らしはできるのでしょうか?またその生活はどのようなものでしょうか? 現役介護士で一人暮らし歴2年の私が解説します。

結論

結論から申しますと、前述した通り現在一人暮らししており、かつ現役介護職の私ですが、一人暮らしは全然いけます。その理由を述べたいと思います。

介護職と言っても給料は高いところは高く一人暮らしは可能

安いと言うイメージの介護職ですが、介護職とひとくくりに言っても会社や福祉法人などもらえる金額は様々で給料は同じではありません。比較的高いところ安いところ様々です。(介護の仕事だけでなく、それは他の企業も同じだと思いますが。)

また地方によっても給料は違います。東京と田舎では給料が違います。東京の方が高い傾向にあります。

例えば賃金構造基本統計調査によると
2019年の東京都における福祉施設介護員における年収(ボーナス含む)は
平均(男女計)で毎月289.3千円×12ヶ月=3471.6千円 とボーナス554千円で合計4025.6千円
の約402万円です。

賃金構造基本統計調査 総務省統計局より  https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003084962

一方沖縄県における福祉施設介護員における年収(ボーナス含む)は
平均(男女計)で毎月224.1千円×12ヶ月=2689.2千円 とボーナス457.8千円で合計314.7千円
の約314万円です。

賃金構造基本統計調査 総務省統計局より  https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003084962

また特養や老健など施設の種類によっても違ってくるでしょう。
厚生労働省の介護施設の種類別給料によると介護老人福祉施設(特養)が一番高く、その次に介護老人保健施設(老健)が2番目に高く、3番に特定施設入居者生活介護事業所、4番に介護療養型医療施設、5番に訪問介護事業所と続きます。

厚生労働省 令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果 P216より https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/jyujisya/20/index.html

さらに出世するかしないかにもよって違ってくるでしょうし千差万別です。

給料が低くても出費を抑えれば一人暮らしできる

一方給料が低くても、無駄使いなどせず生活費を抑えれば生活できるでしょうし、
逆に給料が高くても生活費が高ければ一人暮らしはできないでしょう。

一人暮らしで最も生活費のかかるのが家賃ですが、部屋代が安いところに住めば可能です。ひとつき何十万円もするような部屋を借りなければ一人暮らしも可能です。

私の場合を例に挙げ具体的にてみます。

  • 大手の施設で働いている。
  • 介護老人保健施設(特養)で働いている
  • 介護福祉士の資格所有
  • ヒラ社員
  • 独身
  • 40代
  • 夜勤は4回
  • 年収は400万少し超えるくらい

私の職場環境と現在の状況は以上の通りです。手取り20万円ちょいもらっておりボーナスは年間80万くらいで年収は400万円を少し超えるくらいです。地方の施設で働いていますが、東京の介護職員の平均年収を少し超えるくらいです。その理由として下記のことが挙げられると思います。

  • 大手の施設で働いている。
  • 介護老人保健施設で働いている。
  • 介護福祉士の資格所有
  • 夜勤を行なっている。

ということがあげらると思います。夜勤と言っても月に4〜5回ほどでしょっちゅうあるわけではありません。介護老人福祉施設で働いていますが、確かに前に働いていた有料老人ホームより今の方が給料が高いです。

上記の比較的給料をもらえる条件はそれほどハードルは高くなく、探せば簡単に見つかるのではないでしょうか。

一方消費する方を見ていきましょう

(月によっても少し前後しますが大体これくらいです)

  • 部屋代 35,000円(駐車場代含む、インターネット備え付け)
  • ガソリン代 約5,000円
  • スマホ代 約3,000円
  • 食費 約30,000円
  • 光熱費 約10,000円
  • 美容室代 約3,000円
  • 保健 約15,000円

ここまでで合計 約10,3000円

部屋代は駐車場付きかつインターネット代込みで3万5000円と安いです。田舎で部屋も狭いですが私はこれで十分です。

これに加えて積立nisaやidecoなどで投資をしています。

  • 積立nisa 33,000円
  • ideco 23,000円
  • 個人年金保険 20,000円
  • 合計 76,000円

上記と総計すると約179,000円

これにたまには服を買ったり遊びに出かけたりするのでプラスアルファかかります。

そうすると約20万近くになりほとんど貯金はできませんがその分を積立nisaやidecoでの投資で将来に備えているわけです。

自動車保健や車検など年に何回か大きなお金がかかったり、高い買い物をするときは、ボーナスを使います。ボーナスで多少の現金での貯金もできます。また自動車も所有できています。
車を持っていなければもっと貯金ができると思います。(私は田舎なので車がないと生活できませんが。)食費を切り詰めればもう少し節約できるかもしれません。

投資に回さず、普通に貯金すれば80万くらいは貯金できます。

老後2000万問題などと言われることがありますが、早いうちからidecoや積立nisaなどを行えば老後資金2000万円も十分貯めることができます。

なるべくスマホなどの通信費などは現在はすごく安くできるので、安い通信会社を選ぶことをおすすめします。

介護職は時間通り帰れる

一人暮らしでしなければいけないことが炊事、洗濯、掃除などですよね。介護職が一人暮らしできると断言する理由の2つ目はこれです。
家庭と暮らしていれば親などがしてくれることも多いですが自分で全てしなければなりません。一人暮らしを行うにはいかに時間を確保するかも重要になると思います。

一人暮らしに付き物の炊事、洗濯、掃除の時間が確保できる

これに関しては介護職は有利だと思います。その理由を示していきたいと思います。
介護職の良いところは時間になったら帰れることです。

私は以前デザインの仕事をしていました。時間の区切りがつけにくく定時になれば仕事が終わりですぐ帰れると言うものではありませんでした。就業時間などあってないようなものでした。

介護職は施設長など役職に就けば別でしょうが、特にヒラなどは基本的に時間通りに帰れます。

介護の仕事は基本的に時間通りに行っており、1日の中で利用者さんの起床の時間、食事の時間、おやつの時間、レクの時間、就寝の時間など決まっており時間で始まって終了します。

デザインの業務は時間の区切りが無い仕事であるのに対し、介護職は時間で終了しやすい業務です。残業するといったことはあまりありません。

時間通りで帰れるため、家で料理を作ったり掃除をしたりする時間も確保できます。

役所や銀行の用事もしやすい

また休日が不定期のため、平日が休みのことも多く役所に行ったり銀行に行ったりといった用事もしやすいといったメリットがあります。

年間休日の多い介護施設を選びましょう。

一人暮らし介護職、私の生活ルーティン

ここで現役介護士で一人暮らしの私の生活ルーティンを紹介したいと思います。(需要があるかわかりませんが)勤務形態は以下の通りです。

  • 早番7:00〜16:00
  • 遅番12:00〜21:00
  • 日勤10:00〜19:00
  • 夜勤21:00〜7:00

となります。

介護士一人暮らしの部屋
介護士一人暮らしの部屋

ちなみに上の写真は私の部屋です。約3万5千円で駐車場、インターネット込みです。

早番


早番の出勤の場合は5時起きです。簡単に食事を作るか昨晩作ったものを食べてシャワーを浴びて6時過ぎくらいには家を出ます。仕事の始まる15分前には職場についています。
帰宅時間は17時頃です。食料品を買ったり、少し休んで19〜20時くらいには食事を作って食べます。
一人暮らしのいいところは自分で時間を決められるところですね。食事を作るのは面倒ですが。
次の日の勤務にもよりますが、大体0時頃には就寝します。

遅番

遅番は私の施設では12時からです。少し朝はゆっくりできますが、生活のリズムが乱れるのでなるべく早く起きるようにしています。7時くらいに起きます。近所にジョギングをすることもありす。勤務まで少し余裕があるので簡単な朝食を作ることもあります。9時くらいまでには朝食を食べ終えます。9時からは勉強したりブログをたまには更新したりネット見ながらダラダラ過ごすこともあります。11時頃家を出ます。仕事が終了するのは21時なので家に帰ると22時頃になります。すぐに食事を作って23時頃には食べ終わります。就寝するのは1時頃になります。

日勤

日勤は10時からです。7時半から8時頃に起きて、朝食を作り食事します。9時頃には家を出ます。
19時に仕事が終わり帰るのが20時くらいになります。
この時間だとスーパーの食材が安くなっているので大体スーパーに買い物に行くことが多いです。
21時くらいにご飯を食べます。0時頃には就寝します。

夜勤

21時からの夜勤なので日中は自由に使えます。なるべくここでも生活のリズムを崩さないように早く起きます。7時頃起きます。運動したり炊事、洗濯、掃除などをしたり友達と会ったり勉強したりします。21時から出勤ですが一人夜勤なので自分で仕事のやり方を決められます。
もちろん必要な仕事はしなければなりませんが、空いた時間はなるべく体の負担を減らすように仮眠をとるようにしています。7時に終了して8時頃家に帰ってきます。
簡単に食事を済ませて11時頃寝て15時頃起きます。

それぞれ人によっても違うと思いますが、介護職は生活のリズムが崩れ体に負担になるので私はなるべく起きる時間、寝る時間を統一できるように工夫しています。

まとめ

以上の通り給料の比較的高いところを探したり、生活費を抑えることによって十分一人暮らしは可能です。また介護士は比較的残業が少なくすぐに帰れるので炊事や洗濯、料理などを行え生活することができると思います。残業などがない分、下手な企業に就職するよりも時間を確保できて良いかもしれません。以上が介護士が一人暮らしを十分にできると言える理由です。参考にしていただけたらと思います。

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