高齢者用の紙芝居を実際にやってみた

紙芝居 未分類

最近高齢者のレクで注目されている紙芝居。

三好春樹さんのセミナーにも行って、認知症にも効果があるということで勧められました。

セミナーでは紙芝居で笑ったり泣いたりする事で、「認知症の問題行動が治まる」との事でした。

そんな紙芝居をレクで実際にやってみました。

やったのは高齢者向けの紙芝居「金色夜叉」ですね。
本当に紙芝居なんかやって高齢者が楽しめるのかと思ったのですが結果は・・・

かなり評価は良かったです!

紙芝居ですが色々演出を加えました。
自分たちがどうやったか、これから高齢者向けの紙芝居をやる方に参考にしていただければと思います。

まず「金色夜叉」はテーマソングがあります。
それをオープニングでCDで流しました。
これがまずリアクションがよい。
歌を知っている方が多いようで、一緒に歌う方が結構いました。

登場人物は
主人公:貫一
ヒロイン:お宮
貫一の恋敵;富山
お宮の父親
そしてナレーションですね。

配役は職員4人で演じました。
1.主人公
2.お宮とお宮の父(女と男ですが声色を変えてダブルキャストで演じました)
3.富山
4.ナレーション

用意するもの

・紙芝居
・CD(金色夜叉のテーマソングと波の音(効果音の素材CDからとりました)を入れておきます)
まずは
オープニングで金色夜叉のテーマソングを流す。
徐々に音量を下げ、フェードアウト
ナレーターが話をすすめ、配役のはそれぞれのセリフを言う。
紙芝居の紙を抜くのはナレーターが行いました。

話が展開して後半くらいになってくると波の音ザザーと言う部分がでてきます。

これは紙芝居では口で言うようにアドバイスされていますが、
自分たちは効果音のCDから取った波の音を流しました。
(紙芝居にはここはゆっくりしゃべるとか、ここで紙を抜くとかアドバイスが書かれています)

紙芝居

(上の写真は「金色夜叉」と同じ会社の紙芝居「愛染かつら」ですが、この会社のは紙芝居を行う上での演出のアドバイスが書かれています)

後半部分になってくると主人公達は熱海の海岸に行きます。口で「ザザー」と言うのではなくこの「波の音」を入れる事で大分臨場感がでます。

1回しかやっていないのですが、コツは、
1.金色夜叉のテーマソングを流す
2.途中の波の音は口で言うのではなく、音の素材集等からとった波の音のCDで流す
3.きちんと芝居をする
4.マイクを使う
だと思います。

最も重要なのが3番のきちんと芝居をするです。
紙芝居なので動きはないのですが、棒読みにならない、特に高齢者なのではっきり、ゆっくりめにセリフをしゃべったり、間をとるなどのメリハリをつけるなど芝居をしっかりすることが高齢者を引きつけます。特に最後の貫一の長ゼリフの部分は演技力が大切だと思います。
自分たちは声が届かなかったら嫌なのでマイクを使いました。

普通の舞台の芝居や映画やドラマを見ていてもそうですよね。
途中でつっかえたり、セリフを間違えたり、棒読みだったりすると見ていて話の中に入っていけない。
またはカラオケ等でも旨い人、音程がずれてない人は聞き入ってしまうが、よく音程を外す人が歌うと好きな歌でも聞き入る事ができないです。それと同じ事だと思いました。

金色夜叉の紙芝居は買うのが一番良いと思いますが、値段が少々高め。
図書館にありますので借りるのも良いと思います。
しかし、結構人気があって貸し出し中も多いんですよね。お金に余裕があれば購入してみてはいかがでしょうか?

金色夜叉 [はじめてみよう老人ケアに紙芝居]

新品価格
¥2,592から
(2016/6/23 15:53時点)

所用時間は10〜15分くらいでした。以上参考になればと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました