介護の仕事をしていくなかで、介護福祉士の資格を取ろうとする方も多いと思います。
介護福祉士の資格を取るのに実務者研修を申し込みをする方も多いのではないでしょうか?
でも実務者研修ってどんな事をすれば良いのかイマイチ分からないという方もいるのと思います。
実際私も実務者研修を受ける前にはそうでした。
ここでは実務者研修ってどんなことを行うか知りたい方のために、私が実務者研修を受けた全内容を公開したいと思います。
(初任者研修の資格を持っている場合の実務者研修の全内容です。)
実務者研修で終わらせなければいけない「自宅学習と通学と医療的ケア」全部記してあります。
スクールの雰囲気や通学での宿題、最終日に行われる学習到達確認(テストのような物)の詳細も書いてありますのでぜひ参考にしてみてください。
私は三幸福祉カレッジで実務者研修を終えましたが、他のスクールを検討している方も同じようなものだと思いますのでぜひ参考にしてください。
学校選び
実務者研修の資格をとりたいのですが、学校選びで迷いました。
私の住んでいる町は田舎なので、スクールも少ないです。
行けそうな学校は三幸福祉カレッジとニチイのどちらかです。
実務者研修のスクール選びなら下記サイトが便利です。一度の申し込みで複数のスクール同時に資料請求ができるので便利です。
実務社研修、三幸福祉カレッジVSニチイどちらが値段が安い?
比較してみました。
実務社研修、介護の資格の有無で値段が異なる
実務者研修の資格を無資格で取る場合と、介護の資格を持っていて取る場合とでは値段が異なります。
例えばニチイの場合
無資格だと216,000円
初任者研修を持っている場合だと190,290円です。
私は初任者研修の資格を持っています。
そうするとニチイ190,290円(税込)です。
今だと30%オフキャンペーンを行っているので133,203円(税込)です。
一方三幸福祉カレッジの場合
89,990円(税抜)です。
税込みだと97,189円です。(初任者研修の資格をもっている場合の値段です)
そして説明会割引、お友達紹介割引などの割引制度があるのでこれを利用すると10%オフになります。
そうすると87,470円(税込)になります。
介護福祉士の資格を無料で取る方法
以上のように実務者研修をとる場合、10万円前後もするので結構値段的にきついと考えている方もいるかもしれません。そのような方は無料で取る方法もあります。
無資格・未経験からのキャリアアップなら⇒⇒介護専門求人サイトかいご畑
この「かいご畑」という介護専門の求人サイトに登録すれば、働きながら実質無料で実務者研修の資格をとれます。私も今の会社に勤める前にこのサイトを知っていたら、ここに最初に行っていたかもしれません。
値段が安いのは
ニチイ133,203円(税込)
三幸福祉カレッジ87,470円(税込)
その差、約45,000円も違います。授業内容なんて大して変わらないだろうと思い、
これはもう三幸福祉カレッジにするしかないとの事でほぼ決定しました。
ほぼ三幸福祉カレッジに決定していたのですが、念のための視察と10%オフになる説明会割引を得るために説明会に行ってきました。
説明会割引はスクールの実務社研修の説明を聞いてその場で申し込めば10%オフになるというものです。
説明会の時間は1時間半程度でした。
初任者研修の資格の説明も兼ねており、前半は初任者研修の説明、後半は実務者研修の説明、そして質疑応答の時間でした。
でその場で申し込みました。
WEB学習とテキスト学習2つの中から選択
学習コースが二つあります。WEB学習とテキスト学習のどちらかを申し込みの時に決めなければいけません。
テキスト学習は課題集を解きそれを採点センターへ提出します。
一方WEB学習はインターネット上で問題を解きます。
テキスト学習は採点センターへわざわざ郵送しなければならないため、私はWEB学習の方を選択しました。
WEB学習の利点はWEBでできるので、スクール側からのレスポンスも直ぐで、
ネット環境さえあればこちらの方が良いと思いました。
テキストなど学習セットが送られてくる
申し込んでから1週間くらいしてテキストと学費の振り込み用紙が送られてきました。
中身はこんな感じです
お金は支払っていませんが、その中に既に受講票が封入されています。
スクールに行く日は6日間です。
学校では予約をする必要があると思いましたが、既に申し込んだ時に授業の予約はされていました。
学校での授業は予約しないといけないと思いましたが、申し込んだ時点で既に予約されていました。
web学習は送られてきたセットの中にある実務者研修受講の手引きの中に、URLが書かれておりここにアクセスしてログインすると始められます。
こんな感じで5択から選ばせる問題です。
- 三幸福祉カレッジ、実務者研修の自宅学習でやるべきことは10分野からの出題
- 自宅学習において注意すること
- 終わらせなければならない2つの通学過程
三幸福祉カレッジ、実務者研修の自宅学習でやるべきことは10分野からの出題
実務者研修を終えるためには通学6日の他に自宅学習を終えなければなりません。
自宅学習は10個の課題がありそれを解き各100点満点中70点以上をとらなければなりません。
70点以上というと難しいと思う方もいるかもしれませんが、送られてきたテキストを見ながら解いていけば良いので全く難しくはありません。
自宅学習、全10分野の問題の詳細
- 社会の理解Ⅱ (30問)
- 介護の基本Ⅱ(20問)
- コミュニケーション技術(20問)
- 介護過程Ⅱ ★通学必須科目(25問)
- 発達と老化の理解Ⅰ(10問)
- 発達と老化の理解Ⅱ(20問)
- 認知症の理解Ⅱ(20問)
- 障害の理解Ⅱ(20問)
- こころとからだのしくみⅡ(60問)
- 医療的ケア ★通学必須科目(50問)
10の分野の問題は以上のように各分野10問〜60問までの問題となっています。
自宅学習において注意すること
私は現在自宅での課題学習を進めていますが、注意することを書いていきたいと思います。
通学までで終わらせておかないといけない2つの科目
6日または7日間通学をしなければいけませんが、それまでに終わらせておかないといけない科目があります。
医療的ケアと介護過程Ⅱですね。優先的に終わらせておくことをお勧めします。
問題は全て5択
問題は全て5つの中から選ばせる選択問題です。
難易度は
先ほど書いたように各分野で70点以上をとらないといけません。しかしテキストをみながら行えば全て書いてあるのでいかにテキストの中から早く探し出せるかどうかということです。
全くテキストをみなくても半分くらいの問題は解けると思います。
ちなみに私はテキストを何も見ずに解いてみましたが50点とる事ができました。
まあ70点未満だとやり直しなんですけどね。
アドバイス
基本的にはテキストページの通りに問題が組み込まれているので、答えをテキストから探し出すのはそれ程難しくはないと思います。
例えば「社会の理解Ⅱ」なら「人間と社会」の教科書に答えが書かれているのですが、問題1の答えが教科書10ページに書かれていたら、問題2の答えは50ページに書かれているということはありません。
問題2の答えは11ページに書かれているということです。(あくまでも例なので実際に11ページに答えが書かれているということではありませんよ)
時々1、2ページ戻ったりもしますが、基本的に問題を進めるごとに教科書を順番にめくって行けば答えは見つけられます。
終わらせなければならない2つの通学過程
実務者研修を終わらせるためには上に書いた自宅学習の他に通学して講義を受けなければなりません。
通学しなければならなければいけない日数は全部で6日または7日間です。
- 「医療的ケア」が1日または2日間
- 「介護過程」が5日間
です。
「介護過程」の授業が5日間で9:30〜18:30まで、「医療的ケア」の授業が1日または2日で、1日だけで9:00〜18:30と長い時間行うのか、または2日だけど9:30〜16:30と短い時間で行うのか選ぶ事ができます。
(これは初任者研修の資格を持っている場合です。この資格を持っていない場合受けなければならない講義は違うと思いますので注意してください)
三幸福祉カレッジ医療的ケアの講義内容を大公開
ここまでのおさらいです。実務者研修で行わなければいけない内容は簡単に記すと以下のようになります。
- 自宅学習(10分野があり、各10〜60問の問題を解き、各分野で70点以上を取る)
- 医療的ケア(1日または2日間で行われる演習)←今ここ
- 介護過程(通学する全5日の講義または演習)
「医療的ケア」がどんな内容だったか記したいと思います。
医療的ケアの授業内容は以下の通りでした。
- 9::00〜説明・倫理の講義
- 10:00〜演習
- 13:00〜14:00 休憩
- 14:00〜18:30 演習
- 18:30〜19:30 延長
教室は9人の生徒がいました。講師は2人です。
まずは1時間程テキストを使い授業を受けます。
その後10:00〜実習になります
「医療的ケア」の演習は「痰の吸引」と「経管栄養」の2種
「医療的ケア」では二つ実習を終えてその日に行う実技のテストに合格しなければなりません。
一つは痰の吸引、もう一つは経管栄養です。
2つのグループに分かれて演習を行いました。
一つのグループが痰の吸引の演習を行っている間に、もう一つのグループは隣で経口摂取の演習を行いました。
痰の吸引の演習内容はどんな感じ?
私のグループは最初痰の吸引を行いました。痰の吸引は口からの吸引、鼻からの吸引と喉からの吸引をそれぞれ行いました。
最初は口からの吸引を行い、練習が4回終了して最後の5回目に講師がテストを行い、できるかどうかチェックします。
口からが終了すると、その次に鼻、その次に喉から痰の吸引を行いました。
最初講師が行ってみせ、それと同じにできるかどうか練習するのですが、なかなか始めから覚えるのは難しいです。
2回3回とやっていくうちに覚えてきます。4回め位になると段々できるようになりました。
5回目はテストですが、少しくらい間違えても講師がヒントをくれたりするので完璧に覚えていなくてもクリアすることができます。
みんな合格していました。
口からの吸引、鼻から吸引、喉から吸引とそれぞれ5回行いましたが、(4回は練習、5回目はテスト)
最初の口からの吸引が終了すれば鼻、喉と使用する器具が一部違うだけで、ほとんど行程は同じなので苦労しないと思います。
機材を用意して声かけして吸引圧を確認してなど、鼻から、口から、喉からの行程の8割くらいは同じです。
経管栄養
痰の吸引の演習が終わると次は経管栄養の演習を行いました。
これは2つあります。
鼻から管を入れて栄養をとる「経鼻経管栄養」と「胃ろう」です。
これもそれぞれ4回練習を行い5回目で講師がテストを行います。
これも最初に行う「経鼻経管栄養」の方で一旦覚えてしまえば、その後に行う「胃ろう」は似たような行程なので楽にクリアできると思います。
講師について一言モノ申す!
講師は2人いました。2人とも女性です。
一人はまとも、もう一人はかなり傲慢な感じでした。
一人は少し口調は厳しい感じですが、まあこんなものでしょう。
もう一人の講師は厳しいというより、かなり偉そうで傲慢で最悪です。
(ここから少し言葉が汚くなるかもしれませんがご了承ください。興味のない方は飛ばして先に進んでください)
教える人間てそんなに偉いんですかね。生徒は下で講師は偉いんですか?
教える側というのは、教わる側の人より上の人間になって偉くなった気分になるんでしょうか。
こちらは初心者です。初めて手順を習うのですから間違うことも当たり前です。
色々な人間が集まってきます。優秀な生徒もいれば覚えの悪い人も中にはいます。
どちらかというと私は後者の方かもしれませんが、こちらは初心者の素人です。
緊張して少しは間違ったり、覚えられなかったりします。
また体調などのコンディションもあって少しは聞き漏らしていることもあります。
それなのにだからこうだってさっき説明したでしょ!
そんなのどうでもいいから! こうすればいいって言っているでしょ!!
みたいな態度はいかがなものでしょうか。
最初は私も厳しいのはまあ仕方がないと思いました。しかし少し経つうちにちょっとこれは「厳しい」とは違うな、ただ偉らぶっているだけだと思いました。
それは人を呼ぶのに手招きして呼んだり、足を偉そうに組みながら「そういったでしょ!」などというのが傲慢さや生徒を見下していることを表しています。
まず手招きする行為は初対面の人間にありえないですよね。
普通の会社やお店で客を手招きしたら、客に対して失礼です。下手をしたら客からぶっとばされるか、上司に呼び出されて厳重注意されます。
お客様は神様だなどとまではいいません。
しかし普通の大人として接する態度であるべきではないでしょうか。
人に教える前にビジネスマナー教室でもいきなさいよ!
この方は人に教えるという前に、社会人としてまずはビジネスマナーを教わった方が良いのではないでしょうか。
ましてや、エプロンに名札をつけています。
人を呼びたいなら「○○さん、こちらに来ていただけますか?」が社会人として常識でしょ。そのために名札つけるようにしてるんじゃないんかい!介護士としては多少経験があるかもしれませんが、あなたは教えるプロでもあるんじゃないんですか?
手招きして人を呼ぶって・・・
あんたの友達じゃあねぇんだよ!!
いや友達だってこんな失礼なことはしないかもしれません。
こんなことして失礼でないのは、よほどお互いに気心のしれた信頼感のある人だけです。どんだけ私を下にみてんだよ。
あと足を組んで色々指図するな!!
ただでさえあんたあーでもないこーでもないというのは態度が悪いです。
その上足を組んでアーでもないこーでもないというのはかなり上から目線の傲慢な態度にみえます。
三幸福祉カレッジさん、人を教える前にまずはビジネスマナーでもこの講師に学ばせたほうが良いのではないでしょうか。
失礼しました。あまりにも頭にきたので言葉が汚くなってしまいました。
「厳しい」と「偉そう、傲慢」とは違います。この講師は明らかに後者です。
手招きで人を呼んだり、足を組んで色々指図したり失礼極まりないです。
私はあなたの友達ではありません。初対面です。
三幸福祉カレッジさんの名誉のために一応言っておきますが、このような講師ばかりでないことは書いておきます。
もう一人の講師は少し厳しい所もありますが、厳しいだけで悪くはありません。介護士だと同時に教えるプロであることが垣間見えました。
また介護過程の講師の方はよい講師でした。生徒が傷つくようなことは言わないし、気を使っていただいているし、教え方も上手。
まあ講師も当たりハズレがあるかもしれません。
実務者研修のスクール選びのおすすめサイト
冒頭でも少し紹介しましたが、実務者研修のスクール選びをしているなら、下記のサイトなら一度で複数同時に資料請求ができて便利です。
「介護過程」はどんな内容
ここまでのおさらいです。実務者研修で行わなければいけない内容は簡単に記すと以下のようになります。
- 自宅学習(10分野があり、各10〜60問の問題がある)
- 医療的ケア(1日または2日間で行われる演習)
- 介護過程(通学する全5日の講義または演習)←今ここ
「介護過程」は5日通学しなければなりません。ここから先は「通学過程」がどんな内容だったか記したいと思います。
通学「介護過程」1日目
一日目(初日)の授業内容です。
時間は9:30〜18:00までです。
生徒は全部で25名くらいいました。
女性が7割、男性3割といったところでしょうか。
年齢は20代〜50代くらいまでざっといましたかね、
- 9:30〜10:45位までオリエンテーション
- 15分休憩
- 11:00〜11:30 自己紹介
- 11:30〜13:00 介護過程の講義
- 13:00〜14:00 昼休憩
- 14:00〜18:00 実習
というスケジュールで行いました。
日直と掃除当番がある
9:30〜のオリエンテーションではこれから5日の授業を受けるにあたっての持ち物の説明や介護福祉士の試験の事だったりの説明がありました。
日直がいて、起立、礼などををしなければならず、また掃除当番も決められており、授業の最後にしなければならないとのこと。
なんか中学校や高校みたいですね(笑)
自己紹介がある
11:00〜11:30の自己紹介は
氏名、実務者研修を受けようと思った動機、所持資格、現在働いている事業形態(老人ホーム、特養、障害者施設など)と経験年数、
身体介助の経験があるかなどを一人一人話していきました。
介護過程の講義では
アセスメント、介護過程をどうやっていくかの講義を行いました。聞いているだけです。
この日の授業、メインはコピペ作業。アナログの。(笑)
14時からの実習では事例を元に情報を抜き出し整理するということを行いました。
講義の最初に小冊子が配られます(上写真)。この冊子に「田中」さんと「佐藤」さんという2人の事例がかかれており、例えば「コミニュケーション」、「移動」、「食事」など分野別に情報を抜き出し「基本情報用紙」に書いていきます(下写真参照)。
まず最初に講師がいくつかやって見せてあとは生徒が行います。
やることといえば、情報を探し出しひたすらコピペの作業。しかもアナログの。
悩むのは書いてある情報がどちらのカテゴリに入れるのかということ。
例えば事例にこの方は「自分の事は自分で決めたい」と言う人なのだが、これが「個人因子」のカテゴリに入れるべきなのか、「本人の希望」のカテゴリに入れるのか迷うということ。
しかし迷った場合は大抵どちらに入れても問題ないと思います。
情報を探し抜き出すのはそれほど大変ではありません。
書くという作業が大変です。後は前述したようにどちらのカテゴリに入れるか迷うというのが、ストレスを感じさせるだけでそれほど頭を使うというわけではないと思います。
2人の方の事例を作成して1回目の講義は終了しました。
一日目の宿題は○○
宿題がだされました。この日に書いた「基本情報用紙」を元に「介護過程の展開用紙」の「情報」欄に情報を書いていくという課題です。
事例の2名の記入を行わなければなりませんでした。
例えば事例の一人田中さんの場合、「移乗・脱着・コミニュケーション」についての必要な情報を抜き出しひたすら書いていくという課題です。
(赤で囲った部分に書き出す)
大変そうだと感じましたが、いざ行ってみると大した事はないと思います
この日の授業で行った「基本情報用紙」がしっかりできていれば、本当にコピペで済みます。もちろんアナログ(手書き)のですけどね。
「介護過程」一日目の感想
しかしこの授業といい課題といいパソコンでコピペすれば済むようなことを延々と手書きで時間をとっているのですから、少しムダな時間のように感じます。
しかし介護業界全体がまだまだこのような古い現場なのでしょうね。しかしほぼコピペで済むのですから助かります。これは本当に嫌みを言っているわけではないですが。
講師は前回と違い、嫌な人ではなかったです。前回本当に最悪の講師でしたから警戒しましたが、今回の方は声も聞き取り易い大きさですし説明もうまかったです。
通学「介護過程」2日目
「介護過程」2日目の内容です。この日の授業は1日目で配布された小冊子の「田中」さん「佐藤」さん事例2人それぞれの「介護過程の展開用紙」を埋めていくのがメインでした。
- 9:30〜前回のおさらいと課題の答え合わせ
- 10:30〜11:30長期目標を書く
- 11;00〜展開用紙書き方説明
- 12:00〜埋めて行く
- 13:00〜14:00休憩
- 14:00〜15:20分 田中さんの事例埋めて行く
- 16:00〜ハルさん埋めて行く
10:30〜長期目標について、田中さんの事例から長期的にこういう生活をして行く事が望ましいことを書いていくというもの。
11:00〜展開用紙の書き方を説明されます。「情報」の欄に書いた事を元に「情報の分析、解釈、投合化」「課題」「短期目標」「具体的な援助内容」を埋めて行きます。
12:00〜説明を聞いていよいよ埋めていきます。説明を聞くとなんとなくやり方は分かったのですが、いざ実際に書くとなるとどうしていいかわかりません。みんな悩んでいる様子でした。
一応グループになっているので相談隣の人と相談したりしていました。私は相談しなかったですけどね。
で午後も田中さんの事例がおわると、ハルさんの展開用紙に記入し、答え合わせして終了しました。
2日目の宿題
この日に作成した「介護過程の展開用紙」の紙、A3サイズをA4にコンビニなどのコピー機で縮小コピーしてくる。
コピーだけなので宿題とは言えないかもしれません。
この日の講義の内容を聞いてしっかり展開用紙に書いてあれば本当にコピーするだけですが、講師のマシンガントークをこの授業の中だけでまとめるのはほぼ不可能だと思います。講師の教えてくれる「答え」など急いで書いたため展開用紙の修正した部分が「ごちゃごちゃになって汚くなっています。
講義の中で講師の教えてくれた「答え」を参考に展開用紙にきれいにまとめ、きれいにしてからA4に縮小コピーしなければなりません。これが宿題ですね。
しかし完璧ではなくても良いとのこと。後で赤字で修正を入れるためです。
なんでも証拠として提出するのでそのために必要なんだそうです。
2日目の感想
書く事が多すぎて記入が間に合わん!!ということです。
講師がこんなことも入れておいた方が良いと色々説明するが、ずっとしゃべりっぱなし。
講師も疲れるかもしれないが、聞いてメモする方はその倍疲れるわ!
メインの講師は前回と同じ、アシスタント的な講師が付、展開図を記入する際にアドバイスしていました。
「通学過程」3日目
講義3日目の講義内容です。
- 9:30〜前回のおさらい
- 10:30〜11:30「介護過程演習用紙」に手順・留意点書く
- 11:30〜12:30 演習検討(練習)
- 12:30〜5分計測
- 13:00〜14:00休憩
- 14:00〜1800演習
この日は前回埋めて行った「田中」さんの事例の「介護過程の展開用紙」を元に、新たに配られた「介護過程・演習検討用紙」を埋めていきました。
次にこれに基づいて実際に演習を行いました。
移動で「田中さんは通所リハビリに行く支度ができ、居室の椅子に座っています。通所リハビリのお迎えを待つため、玄関まで誘導してください。」という指令がでます。
これを実際に動いて演習を行いました。
まず介護過程・演習用紙に手順と留意点を埋めて行きます。
手順では
1.あいさつ
2.リハビリに行く事を説明する
3.杖を準備する
4.歩行見守り
・・・など玄関まで誘導する過程を考えて記載します。その際の留意点を書き出します。例えば「大きめの声で話す」等です。
この記入が終わった後、実際に行います。練習してから5分間の中で行いました。時間の中に納めなくても大丈夫です。
5日目に試験があるのですが、それを想定したものです。
この日は田中さんの事例を行っておしまい。
佐藤さんは4日目に行うとの事
3日目の宿題
3日目の宿題は・・・なし!! 良かった(笑)
3日目の感想
演習を行うというのがこの日の授業のメインですが、普段介護の仕事をしていればこなすのは比較的簡単だと思います。
ただ、いちいち細かい所にうるさい(笑)
例えば利用者にまず「あいさつ」するとありますが、「田中さんこんにちは」だけで私は済ませていたのですが、「ヘルパーの○○です。」も付け加えろと言うんです。
名前も名乗るといことなんですが、テキストの中ではこの利用者さんとヘルパーが初対面だという設定も書いていいません。もうすでに名前を名乗る自己紹介は玄関で済ませてあるんです。少なくても私の中では。
ここは「あいさつ」以降の杖を準備したり、それを歩行するのを見守ったりという手順が重要なのであって「ヘルパーの○○です」と名乗るのははそんなに重要じゃないだろ!と思いました。
このようなどうでも良い事に少し気を使いすぎているのではないかと思いました。まあ渋々従いましたが。
「通学過程」4日目
4日目です。4日目はもう一人の事例「佐藤ハル」さんの「介護過程・演習検討用紙」を埋めて行き、それに沿って実際に移動と排泄・着脱を行いました。
講義内容は以下の通りです。
- 午前 「佐藤ハル」さんの「移動」についての「介護過程・演習検討用紙」を埋めて行き、それに沿った演習をグループになって練習し、その後、一人で5分間の中でできるかどうか行います。
- 13:00〜14:00 休憩
- 午後「佐藤ハル」さんの「排泄・着脱」についての「介護過程・演習検討用紙」を埋めて行き、それに沿った演習をグループになって練習し、その後、一人で5分間の中でできるかどうか行います。
この5分間の中で行うというのは、最終日である5日目の到達確認(テストのようなもの)を想定した物です。
最終日は二人の事例、田中清さんは「移動」と「着脱」、佐藤ハルさんは「移動」と「排泄・着脱」の合計4つの中から1つ5分間の中で演習ができるかというテストが行われます。4つの中のどれが当たるかは当日までわかりません。
4日目の宿題
4日目の宿題は・・・なし!! 良かった(笑) しかし、ないと言っても5日目は演習のテスト(学習到達確認)が行われるので少しはおさらいしておかないと当日大変かもしれません。
4日目の感想
上に書いたように最終日の5日目にテストがあるのですが3日目の演習内容をあまり覚えていないので、しっかり3日目の後に復習しておけば良かったと思いました。紙にはどう行ったか書いてあるのですが、あまり細かい事まで書いていなかったため実際にテストにだされたらできるかなーとかなり不安になっています。
それともうひとつ。
それぞれ演習をグループになって行うんですが、講師は答えは1つではないので、例えば危険な事などをしなければ一人一人それぞれ違っていて良いと言います。
しかし例えば車椅子を患側、健側どちらにつけるかなど、どちらでも答えは間違っていないのですが、グループ内で意見を出し合うために同じ方向の意見に結論がでてしまいます。一人が意見をだすとそれが間違っていなければ同調してしまいます。
同じグループ内で行っているため、「いやあなた達はそういうやり方かもしれないけど、私は間違っていないで、こういうやり方でしますよ。」という意見が言い辛い雰囲気があります。私は別に天の邪鬼になるつもりはありませんが、自分が普段仕事で実際に行っている慣れているやり方があるので、間違っていなければ色々なやり方があって良いと思います。
この雰囲気はなんとかして欲しいですね。
さてこの次はいよいよ最終日です。
「通学過程」5日目(通学最終日)
いよいよ最終日の5日目です。5日目はなんといっても最後の学習到達確認(テストのようなもの)があります。これが終わると通学過程の全てが終了します。私も先日受け合格しましたのでその詳細を以下に記したいと思います。
5日目の講義は以下の通りとなります。
- 9:30〜10:00 本日の到達確認どんなことをやっていくかの説明
- 10:00〜12:30 これまでの講義のおさらい
- 12:30〜13:30 昼休憩
- 13:30〜17:00 学習到達確認
- 17:00〜18:00 休憩&修了書発行などについての案内
学習到達確認(テスト)はどんな内容?
学習到達確認はいままで行ってきた「通学過程」で習ってきた介護過程の理解や支援が利用者にできるか最終的に確認するための試験のようなものです。
これまでに演習用紙などに書き込んできた「田中清」さんと「佐藤ハル」さんの2人の事例があります。
田中清さんだったら移動と着脱、佐藤ハルさんだったら移動と排泄・着脱ですね。
この4つの中のどれかから(テスト直前までどれが選ばれるか分からない)1つ出題され、講師を利用者に見立て実際に擬似介助するというテストです。
学習到達確認(テスト)の時間は?
到達確認の時間は5分間です。しかし5分といってもこの時間の中で終わらせるというものではなく時間の中で終わらせなくても全く減点の対象にはならないとのこと。実際に5分の間でできなかった人がほとんどでしたがみんな問題なく合格していました。
どんな感じでテストは行われるの?
クラスによって違うかもしれませんが、私たちのクラスは上のイラストの通りの様子で到達確認が行われました。
上のイラストのように公平をきっするためテスト内容は、他の生徒に見られないようにパーティーションで仕切られています。
生徒はテストをしている方角ではなく反対側の窓側の方を向いているよう指示されました。
まあ見えなくても声は聞こえてくるんですけどね。
次にテストを受ける生徒のみが別の所に案内されます。
次にテストを受ける生徒は、前の人がテストを受けている最中に、テーブルの上に出題内容が書かれた紙があり、これを見ます。この段階で初めて4つの中のどの問題がでるか知ることができます。
利用者役の講師は言う事聞いてくれない
他の方がテストを受けてくる声のみは聞こえてくるのですが、生徒が食堂に行きましょうなどと誘っても利用者役の講師は、「行きたくない・・・」などリアルな演技をしてきます。
そのため例えば田中さんの事例だったら「リハビリをすれば娘さんと一緒に外出できるのでがんばりましょう」など声かけをする必要があります。
そのため「娘がいる」などの情報をテキストで再度確認しておいた方が良いと思います。
学習到達確認はトータルで合否を判断
学習到達確認の合否はこの日のテストだけでなく、他の日に行った講義の内容も含めての判断になるとの事。この日以外の講義でもチェックしているようですので要注意です。
学習到達確認の注意事項
到達確認をする上での注意事項みたいなものがありました。以下に詳細を記したいと思います。
到達確認の順番は名簿順
到達確認は名簿順で行われました。(あいうえお順ではありません。)
テキスト類は片付ける
自分の順番が来るまで到達確認の順番を待っていなければなりませんが、その間テキスト類を見るのは禁止です。
待っている間に見ておけばいいやと思っているかもしれませんが、午後の到達確認の時間が始まったらテキスト類は見れないですので注意が必要です。
テキストを見れるのはお昼休憩までですね。
身だしなみを整える
髪とか服装とかを整えてくださいみたいな注意事項がありました。
他の講義の時間でもエプロンなど付けてください。と書かれていましたがぶっちゃけ私は初日はエプロンしていませんでした。それでも別に特に講師から注意されることなどありませんでした。
この日以外はもしかしてエプロンがなくてもどうにかなるかもしれませんが、この日のみはきちっとしてきた方が良いと思います。
またエプロンの他にも服装もしっかり介助する服を着てきたが無難だと思います。
私語厳禁
テストを待っている間は時間があり暇です。待っている間は「振り返りシート」というものを書かされますが、これはほとんど暇つぶしのために学校側が用意したものとみても良いと思います。特にこの振り返りシートは後で回収するようなことはありませんでした。
このシートを書いてしまったら他に特にやることがないので隣の人と話したくなってしまうかもしれませんが、私語厳禁となっています。
まあ厳密には合間合間にちょこっとヒソヒソ話している人もいましたが、厳しい講師なら注意されるかもしれません。
他の方のテスト中は暇
私のクラスでは25人くらいの方が到達確認のテストを行いました。午後はまるまる到達確認の時間です。約3時間くらいあります。
他の方がテストをしている最中は「振り返りシート」というものを書かされます。
振り返りシートもそれほど書くのに時間がかかりません。(後で提出するわけでもありません。)結構時間を持て余します。
到達確認合格率は
気になる到達確認の合格率ですが、私のクラスでは100パーセントみな合格していました。
私は運の良い事に4つの中でも一番簡単な事例「田中清」さんの移乗だったのですが、ところどころ抜けました。例えば体調確認だったりです。
特に講師に指摘されることもなく合格しました。
他の方がやっている声だけは聞こえてくるのですが、同じ田中さんの移乗の事例で、ぜんぜんうまくいっていないような方も合格していたので、あくまでも私の推測ですが、服装がなっていないとかやる気がないとかよほど態度が悪いとかでない限り合格するのではないでしょうか。
5日目(通学最終日)の感想
テストということでさすがに緊張しました。「意地悪」な利用者役の講師にあたったらどうしようかと思いましたが、私のクラスは大丈夫でした。
「田中さん」「佐藤さん」の事例の「移動」と「着脱」、「移動」と「排泄・着脱」の合計4つの内の中から1つが出題されるということで、テストの何日か前に練習しようとしたのですが、もう一人利用者役の人がいないとできないので、動いてでの復習しませんでした。
また3日目と4日目に「移動」と「着脱」、「移動」と「排泄・着脱」を実際にやった時、内容を紙に書いたのですが、筆記試験ではないため紙に書いてあるのと実際に動くのでは少し違い復習がし辛かったです。
可能であれば3日目と4日目の演習を行った時の最後にできあがった介助の一連の動き、講師から修正されたいうなれば「答え」の動きをスマホかなんかで撮影しておけば良かったと思いました。まあ許されるかどうか分からないですけど。
まあ動画撮影までしなくても100パーセントの合格率でしたので、よっぽどのことがなければ合格すると思いますが。
不安であれば(動画撮影がゆるされるなら)動画をとっておくことをおすすめします。
まとめの感想
三幸福祉カレッジでの実務者研修もおわり、最後にまとめたいと思います。この記事も13000文字を超える超大作となってしまいました。
実務者研修の家で行う宿題はあまりありませんでしたが(自宅学習とは別ですよ。)、このブログを書く事が一番時間がかかったと思います。
最後に振り返ってこうした方が良かったと思う事を書きたいと思います。
腰の悪い人は座布団など用意した方が良いと思います。1日目と2日目と5日目は椅子に座って講義を受けている時間が多いためです。3日目と4日目、医療的ケアは実技なので椅子に座っている事が少ないので大丈夫です。
医療的ケアの喀痰吸引と経管栄養はDVDをみて予習しておけばもう少しスムーズに試験に合格できたと思います。
ちらっとこのページにも書いてありますが医療的ケアにかなり横柄な態度の講師がいましたね。あれには腹が立ちました。
三幸さんの名誉のために書いておきますがこのような講師ばかりではないことは書いておきます。
通学過程では最後の学習到達確認のテストがあります。
3日目と4日目で介助の演習がありますが、可能であり許可をもらえるなら講師から色々指摘されて修正した介助方法をスマホで撮影しておけば、自宅で復習できるので到達確認のテストをかなり自信をもってのぞめたのではないかと思います。(私は記憶力に自信がないので、記憶力に自信のあるかたはここまでしなくて大丈夫だと思います)
そこまでしなくてもまず合格するので、あまり心配する必要はないかもしれません。
以上三幸福祉カレッジの実務者研修をこれから受けようと検討している方、または今現在受けている方の参考にしていただけたらと思います。
コメント
介護過程の記事助かりました!
私も三幸福祉カレッジで実務者研修を受講しているものですが、訳あって半年近く受講に行けない状態が続いてしまい…お恥ずかしい話ですが、受講内容などをサッパリ忘れていた状態でした。そんなとき、ダメもとでネット検索してみたところ当ブログを見つけ、何となくではありますが(自分の知識不足 笑)感覚を取り戻すことができました!
本当に助かりました。ありがとうございます。
C.S様
返信遅れました。このブログもたまにの更新&チェックなので遅くなってしまい申し訳ありません。
このブログが三幸福祉カレッジの受講のお役にたてて嬉しいです。
「三幸福祉カレッジの実務者研修、6日間の通学と自宅学習の全内容を公開」のページも、もう少し見やすく数ページに分けておけば良かったかと反省しております。このブログは稚拙な文ですが文章量は多く時間がかかりました。一人でも見ていただきお役にたてていただければ書いたかいがありました。
たまーに更新しますのでまたこちらのブログに来てください。(名前が本名と思われましたので、念のためイニシャルに変えさせていただきました)
この秋(令和2年)に実務者研修を受ける者です。三幸さんではありませんが(ニチイさんではありませんが安いところですw)、とても参考になりました。ありがとうございました。(返信不要)