介助者に楽な車椅子の選び方2つのポイントを現役介護士が解説!

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車椅子

介護に必要な福祉用具の代表格と言えば車椅子ですよね。家族が介護が必要になりどのような車椅子を選べば良いか迷っている方もいると思います。
車椅子の選び方は色々なホームページで紹介されていますが、ここでは介助者からみた車椅子の選び方について現役介護士5年目の当ホームページの管理人が解説したいと思います。(メーカーに対する要望も少し述べさせてもらってます)
車椅子は介護されている側に考慮してあることは多々あるが、介護する側にとっても重要なんです。
ぜひ車椅子選びのに参考にしていただきたいと思います。

フットサポートの外せない車椅子は介助し辛い

フットレスト

車椅子でフットサポートが固定されており、外せない車椅子がたまにあります。
上の写真の車椅子はフットサポートが外せないタイプです。(赤丸の部分)
一部介助または全介助をしなければいけない要介護者を介助する者にとって、このような車椅子はかなり不便です。
足を骨折など一時的に使い、介助の必要がなければフットサポートを外せない車椅子でも良いかもしれませんが、
長い間あるいは一生介助者が必要で車椅子を使用するなら、このような車椅子は止めたほうが良いと思います。
例えばトイレに行く時など狭い所に行く時にこれがかなり邪魔になります。

トイレ

上の写真参照してください。トイレを使おうとします。
例えば上の写真ではつかまるところがありますが、フットサポートがじゃまして手すりまで手が届きにくく立位しにくいです。
車椅子

上の写真の通りフットサポート邪魔ですよね。(著作権フリーのあまりよい適切な写真がなかったのであまり良い写真ではないですが)

またベッドに移乗する時ピッタリベッドに近づくことができずに介助するのに不便でしょうがない。
ですからフットサポートの外せる車椅子がおすすめです。

フットレスト

一番不便なところはフットレストの部分

車椅子に座っているとき利用者さんの足をフットサポートに通常乗せるんですけど(上の写真参照)、要介護者さんの足が重たくて毎回上げたり、下げたりかなり介護者にとって負担になります。膝にも負担がかかります。
トイレに行く時など毎回上げたり下げたりしないといけないので非常に不便です。要介護者さんの足が重たいんです。
これはほとんどの介護士が賛同してくれるのではないかと思います。
これを解消してくれる車椅子は私の中では知りません。
足の上げ下げが楽な車椅子などないのではないかと思います。

キャスター上げすれば介助者に負担がかからず移動が楽!

車椅子

しかし賛否が分かれるかもしれませんが、ベッドからトイレに行くなど数メートルなど距離の短い場合、上の写真の通りフットサポート(足を乗せる部分)を下げずに車椅子を押すと要介護者の足を乗せたり下ろしたりする必要がないので介助者の腰に負担がかからず便利です。上の写真の通りキャスター上げすれば要介護者の足が引っ掛かる事なく車椅子を押して移動することができます。(上写真のように)
ただし危険だなどと批判する人もいるかもしれませんが、大丈夫だと思います。

車椅子メーカーよう聞け。ストッパーははっきり言って邪魔!

ストッパー

これは車椅子メーカーに対する要望です。
車椅子からベッドなどに要介護者を移乗しようとする時、ベッドの前でストッパーかけると思います。左右それぞれかけますよね。
また利用者さんをトイレに連れて行った時、トイレの前で一旦停まりストッパーを介助者はかけると思います。
その時トイレに座わってもらうため車椅子からまず利用者さんが立ちますが、立ち上がった時、介助者は車椅子を引きます。
この時ストッパーをかけていると非常に邪魔になるんです。利用者さんが立ち上がった瞬間に車椅子が邪魔になり動かしたくなるんです。
車椅子は邪魔になるのですがストッパーがかかっているとどかし辛いんです。両方あるからすごくじゃまなんです。
なくてもいいんじゃないと思うくらいじゃまなんです。

ボタン1つでストッパー解除できる車椅子が欲しい。

ハンドル部分にボタンがあってそこを押せばストッパーが解除できるよな車椅子を開発してほしい。
あと必ずストッパーはかけなきゃいけないみたいな風潮はどうにかしてほしい。
この意見を聞いて特許取って開発してもらっても良いですよ^^

なんでストッパーは下についてのか。これがまた不便で仕方がない。やや腰を下げなくてはならない。これが不便です。介助者が立った状態でストッパーをボタン1つで両方のストッパーが解除できる車椅子が欲しいんだよ。メーカーさんぜひ開発して欲しいものです。

まとめ

介護者にとって絶対選ぶべき車椅子はフットサポートの外れる車椅子です。なぜなら狭い場所の介助でフットサポートがひじょうに邪魔になるからです。

フットサポートに利用者さんの足を乗せたり、下ろしたり何回も行うと非常に介助者にとって苦痛。これに対応した車椅子はない。(少なくとも私の知る限りでは)
しかしフットサポートを使わないで要介護者の足はフットサポートに足を乗せないで下げたまま、キャスターを上げて走行すれば良い(←ただし賛否両論あるかと思います。)

ストッパーは介助者にとって邪魔になることが多い。メーカーさんにボタン1つでストッパーが解除できる車椅子を作ってほしい。
高齢社会になって介護職が足りないと言っているんだから、車椅子メーカーも社会ももっと介護者のやりやすい車椅子を作って欲しい。

以上、車椅子選びの参考にしていただければと思います。

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