入浴や更衣での靴下介助を安全に手早く行う方法

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高齢者に靴下を履かせるのは意外に時間がかかりますよね。介護士は本当に忙しい。1分1秒を争うような時も少なくありません。私も介護士なのでその気持ちは十分分かります。

高齢者は爪が変形していたり、爪の手入れがなかなか行き届かなく靴下の材質によっては爪が引っかかりやすく、下手をしたら爪の引っかかった靴下を力任せで引っ張ったりして爪を剥がして、怪我をさせてしまったりします。

例えば下のような靴下。糸がほつれていたりして爪に引っかかり易いですよね。

※履かせにくい生地の靴下

特に入浴介助の時は入浴後にタオルで拭いても少し体が湿っているため靴下の通りが悪く履かせにくいことがあります。

何かいいものは無いかとネットで探すと「ソックスサポート」という商品がありました。

この商品は元々、片麻痺の方などが片手でも自分で靴下を履くことができるように開発された自助のための商品です。

片手でも使えるのであれば、我々介護士にも利用者の介助に使えるのではないかと考え、先日購入し入浴介助で使ってみました。

ソックスサポート

まずこのソックスサポートを利用して介助するのに期待することは3つです。

  • 靴下が爪に引っかからないように安全に靴下介助できること。
  • 靴下を履かせやすくすること。
  • そして靴下介助を1秒でも手早く行えること。

以上を踏まえてどうだったか記したいと思います。

きつい靴下でも安全に靴下を履かせることができる。

まず入浴で実際に利用者に使ってみて感じたのは、足を包むことによって引っかかりやすい生地でも爪にあたらずに靴下を履かせることが出来ました。
またきつい靴下は履かせにくいのですが、これを使ったことによって履かせ安くなりました。(利用者の写真を撮るのはなかなか出来ないので、下の写真はブログのため自分の足を利用者に見立てて撮ったものです。あまりきれいな足ではないですがw)

このような感じでソックスサポートで爪を覆うことで爪が引っかからないで履かせることが出来ました。

靴下によっては普通に手で行った方が早い

ただし、靴下介助を早く行えるかについては靴下によっては効果がなく、普通に履かせた方が早いと思いました。

ゆったりした靴下や生地が引っかかりにくければ、これを使う意味があまりなく、道具は使わず普通に手で介助した方が早い。この商品はかえって邪魔になってしまうと思いました。

またつかむところが出っぱっていてここに靴下が引っかかってスムーズに取れないことがありました。(下の写真の赤丸部分)

赤丸の出っ張りが靴下に引っかかり、ここが残念だと思いました。

ただ、使い慣れればもう少し早く履かせることができると感じました。

片手が不自由な方でも靴下を履くことができる

ちなみにこの製品は本来、片手が不自由な人などが片手だけで靴下を自分で履くための自助具の製品ですが、私も試してみたのですが自分で片手のみで靴下を履かせることができました。

まとめ

総評としては、もう少し使用し続けてみてみないと分かりませんが、きつい靴下、引っかかりやすい材質の靴下では、安全に靴下を履かせる介助を行うには効果があると感じました。ただ靴下によっては効果がなくかえって時間がかかったり道具が邪魔になったりしますが、もう少し慣れればより早く介助で履かせることができると思いました。

以上参考にしていただけたらと思います。

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